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第17回 NYMBAの会開催レポート

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第17回NYMBAの会は当会のリーダーであり、日系商社で北米の発電資産の買収に携わる山本裕樹が登壇し、エコ発電の経済性や制約要因、米国政府の優遇策やエコ発電の将来などについて講演を行いました。(25名ご参加)

米国におけるエコ発電は近年の技術革新によって、ガス発電などこれまでの発電方法と変わらないくらいのコストで行えるようになってきています。しかし実際の設置に際しては環境問題、需要地との距離を埋める送電網の問題、発電のタイミングが需要ピーク時に合わないことなどの難しさもあり、なかなか導入が進まないのも事実。そこで連邦レベルでの税控除制度や州ごとのエコ発電の導入目標を設定することで政策的なバックアップを行ってきました。ただこの税控除制度については、その制度が10年以上継続されていることから、その是非が議会にて激しく議論されており、昨今ようやく徐々に控除額を減額する形で5年間の延長が認められました。こういった流れを背景に、これからは新技術で問題点を解決して行くことが必要となっています。

講演の最後には、エコ発電の技術革新に関するトピックとして、現在コロンビア大学XYZ Labにて分光学の研究をされている宮田潔志さんにもゲストとして登壇頂き、太陽電池の材料として業界を騒がせている最新物質・有機無機ハイブリットペロブスカイトという物質のすごさと将来性について熱く語ってくださいました。

あちこちで重要性を説かれているエコ発電ですが、ビジネス的観点と研究者の視点それぞれの立場から情報提供することで、参加者の皆様に少しでも有意義な会となったならばいいなと思います。

次回のNYMBAの会は開催日を通常通り木曜日に戻し、7月28日(木)の開催です!

エグゼクティブとして米国で20年以上ご活躍されてきた岡本晃志さんがご登壇、グローバル企業・人材について大いに語り、参加者の皆さんと議論するという企画です。お見逃しなく!

 

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第16回 NY MBAの会 講演内容レポート

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5月26日(木)、第16回NY MBAの会を開催いたしました。

今回は当会初のブッククラブ形式で開催し、ご参加いただいた皆さんには事前に『Essentialism: The Disciplined Pursuit of Less 』(Greg MacKeown著/邦題『エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする』)を読んできていただきました。モデレーターには、UNC Kenan-FlaglerにてMBA取得後、大手米系企業の幹部候補としてご活躍中の西原哲夫氏をお迎えし、参加者それぞれの感受性を尊重するフランクな意見交換をリードしていただきました。

まず参加者は4つの小グループに分かれ、課題図書に書かれている内容を咀嚼し、各個人が学んだこと、感じたことを共有しました。「自分にとって何が一番重要であるのか、自分は何をしたいのかを考えたいと思いつつも、日々の生活に忙殺され時間がないことを口実に考えることから逃げている自分に気づかされた。」という意見や「自分にとって何がエッセンシャルかは明確であるが、小さな前進を積み重ね続けることで自分が思っている以上の成功を成し遂げることができるという部分に感銘を受けた。」という意見等が出ました。


小グルーブでのディスカッションの後、明日から実践できるエッセンシャル思考に基づく行動を一人ずつ発表し、「起業に向けた準備を進めるため、業務を効率化することで午前中にその日の業務は終わらせ、午後は起業のための時間とする。」「YESばかりを言って何でも受け入れるのではなく、自分のやりたいことを主張する。」「会社帰りにカフェに立ち寄り、自分と向き合う時間をつくる。」等々、皆さんの自己実現に向けたエッセンシャルな行動を共有しました。

会の最後には、GUCCI渋谷東急や代官山ACADEMIC LIFE等数々のインテリアデザインを手掛ける前田翼氏によるデザイナー目線からのエッセンシャル思考についてプレゼンテーションをしていただきました。コミュニケーションを通じてクライアントの頭の中にあるものを引きだし、その中からエッセンシャルなものだけを篩にかけ「見える化」する。一枚のデザイン画として「見える化」することで、プロジェクトに関わるすべての人が同じ方向を向くことができ、目標が明確化する。また、自分が目標に掲げる将来像を毎日見る場所に飾ることも成功へのマインドセットであるという言葉は、「見える化」がいかに我々の脳に本質的なことをたたき込み習慣化させてくれるかということに気づかせてくれる名言でした。

次回のMBAの会は、6月22日(水)(※木曜日ではありません。)午後7時から、いつものGラボにて日系商社の北米発電資産買収に携わる山本裕樹(NY MBAの会リーダー)が、『環境にやさしい自然エネルギー・Eco発電のエコノミクス』をテーマに、再生可能エネルギーの来し方行く末を皆さんと語り合う企画をお届けします。是非、たくさんの方々のご参加をお待ちしております!

熊本震災復興支援イベント

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イベント動画リンク:熊本震災復興支援イベント

熊本県で震度7を記録した地震は発生から1ヶ月を迎え、今なお多くの人たちが、苦しい生活を迫られています。そんな被災者への支援を願って開催させていただきました熊本地震復興支援イベント “Pray For Kumamoto From NYC”には、おかげさまで想定をはるかに超える方々にご来場いただき、満員御礼、大盛況となりました。

MBAの会・エンタメの会・クリエーターの会の共同で開かれた本イベントは、ニューヨークでご活躍中の日本人エンターテイナーとビジネスパーソンが集結、「エンタメ×ビジネス」をテーマとした全3部構成。

会の始めには、熊本地震の現状報告と、ご来場者、演者を含め全員で黙祷を捧げました。

第1部は、エンタメビジネスの今後の可能性をテーマに、INSEAD MBA卒の戦略コンサル、当会ではすっかりおなじみとなった齋藤晃さんの講演。売れるエンタメがいいエンタメとは限らないものの、一時は一世を風靡したクラシックオーケストラの商業的な窮状と、ビジネスモデルとして成功しているシルクドソレイユの事例を対比して売れるエンターテインメントのメカニズムを考察しました。

第2部は、本イベントのスペシャルゲスト、作曲家・合屋正虎さんとオーケストラ仲間たちによる、和楽器を交えたミニコンサート。誰でも気軽に楽しめる室内楽を合言葉に作り上げられた合屋さんの作品を、NYで活躍する一級のミュージシャンが演奏するというとても贅沢なセッションでした。箜篌(『くご』と読むそうです。国宝の絵巻物から復元された古代のハープだとのこと)を奏でる菅原朋子さんと篳篥(こちらは『ひちりき』)のThomas Piercyさんと古楽器デュオ、在NY会計士から転身した異色のクラシックギタリスト幅健司さんとチェロのMolly Aronsonさんとのコラボレーションなど、合屋さんの作品でしか表現できない、大変ユニークで流麗な楽曲が披露されました。

そして第3部は、NYで活躍されているパフォーマーのライブ。グローバルネゴシエーター&エンターテイナーのMack Okuboさんによる20種類の英語のアクセントモノマネを皮切りに、タップダンサーのTetsuya YamamotoさんとMasashi Murakawaさんが熱いステップで会場を盛り上げれば、ミュージカルアクター・シンガーのKotoba DanさんとMidori Onishiさんは力強い歌声とハーモニーでオーディエンスを魅了。トリはダンサーの中澤利彦さんが圧巻のパフォーマンスで見る人々を虜にしました。

ビジネスパーソン、アーティスト、エンターテイナー、シンガー、ダンサー。様々なバックグラウンドを持つ人たちが一同に集い、熊本地震の被害からの復興を心から応援する熱い想いをご来場いただいた皆様と共有する、NYならではのイベントとなりました。

本イベントの趣旨に賛同して駆けつけてくださった演者の皆様、そして、今回の復興支援イベントを楽しみに足を運んでくださったご来場者の皆様に感謝を申し上げると共に、熊本から遠く離れたここNYから、1日も早い復興を願っております。

 

第15回 NY MBAの会 講演内容レポート

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今回は、大手通信事業会社でグローバル市場の分析・M&A案件への出資に携わるご経歴を持ち、現在は企業派遣にてNYUのMBAプログラムに在学されている佐久間善太郎さんをお迎えし、『MBA思考で考察する携帯電話事業の激変と今後のIoT戦略』というテーマでお話していただきました。
(参加者31名、うちMBAホルダー&在校生8名)

ハーバード ビジネススクール教授のクレイトン・クリステンセンが1997年に提唱した『イノベーションのジレンマ』をはじめとする経営学上のコンセプトを交えながら日本の携帯電話業界の歴史を紐解き、これから迎えるIoT時代へ向けてどのような破壊的なイノベーションを起こしていくべきかについて活発な議論が交わされました。

一世を風靡したi-modeというイノベーションは、トップダウンで急ピッチに研究開発が進められ、1992年2月にリリース。当時の社内ではその成功を確信する者は多くはなかった一方で、ターゲットを明確化し、CMに広末涼子を起用することで、テクノロジーの複雑なイメージを親しみやすさへと転換し、一瞬にしてクリティカルマスへとリーチしたまさにイノベーションのモデルケースのようなストーリーでした。

しかしながら時がたつにつれ既存技術の性能開発が進みすぎ、徐々に製品性能が顧客ニーズから離れていくのに前後して、全く新しいコンセプトで携帯電話を再定義したiPhoneを武器に孫正義率いるソフトバンク勢が市場を一時席巻するのを許してしまったのは皆さんの記憶に新しいところかと思います。このあたりは『イノベーションのジレンマ』のチャートがキレイに当てはまるところですね。

現在iPhoneは大手キャリア3社ともが取り扱うにいたり、最近発表されたD社の決算では今期9000億円を超える見通しが発表されるなど完全復調していますが、一連の流れを踏まえ、いつ、だれが、どのようなことをしていればD社の一時的な不振を食い止めることができたのか、また、ソフトバンクのファイナンスチームが、いかに巧みにファイナンスや会計の手法を駆使して企業買収や会計操作を行っているかを分析、企業における財務部門の重要性についても考えさせられるディスカッションが交わされました。

会の終盤では、IoT時代における携帯電話のあり方、それに伴う携帯電話事業会社の存在意義、今後の利益の生み出し方等にも触れ、誰もが想像できないような未来の姿についての議論は尽きることがありませんでした。

次回のMBAの会は、5月26日(木)午後7時から、いつものGラボにてGreg MacKeown著『Essentialism : The Disciplined Pursuit of Less 』を参考書とし、本質的なことだけを確実に見抜く方法について、ディスカッションスタイルにて開催いたします。
是非、皆様のご参加をお待ちしております!

 

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第14回 NY MBAの会 講演内容レポート

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3月24日(木)、第14回NY MBAの会を開催いたしました。

今回は最近経営戦略論研究でPh.Dを取得された国際経営コンサルタントで『クラウドファンディングで夢をかなえる本』著者、元ジャニーズJr.など多彩な経歴を持つ板越ジョージさんをお迎えし、『クラウドファンディングと事業戦略』というテーマでお話していただきました。(参加者23名、うちMBAホルダー&在校生9名、他学部修士以上卒2名)

購入型で先を行く米国でのクラウドファンディングによる資金調達額の最高額は日本のそれの24倍、最大支援者数も42倍と大きく開きがあり、日本のクラウドファンディングはまだまだ伸びしろがあるとのこと。

クラウドファンディング利用者のマジョリティが30代から40代の男性(ど真ん中である管理人も何となくわかります)で、資金の調達期間としては長ければ長い方がいいというわけではなく30~45日間が最も成功しやすいことなどの板越さん独自研究の一端も開示していただきました。

またクラウドファンディングが単なる奇抜な商品アイディアを具現化する一手法というだけでなく、新製品(サービス)事業化プロセスにおいてどういったライフサイクルを提供しているのかについて、実際にコンサルティングを提供されたSleepionに関する成功事例を取り上げながら説明いただいたのは大変興味深かったです。
Sleepionの事例はこちら→https://www.makuake.com/project/sleepion/

最後にクラウドファンディングの「共創のオープン・イノベーション・モデル」の解説があり会は終了。時代の現実的な要請から生み出され発展してきたクラウドファンディングを、最新実例を交えながらアカデミックに解き明かしていただいた講演は迫力がありました。

次回のMBAの会は、4月28日(木)午後7時から、いつものGラボにて『MBA思考で考察する携帯電話事業の激変と今後のIoT戦略』をテーマに佐久間善太郎さんをお迎えして開催いたします。 是非、皆様のご参加をお待ちしております!

第13回 NY MBAの会 講演内容レポート

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先週木曜の2月25日、第13回日本人MBAの会を開催しました。

今回は奥様のコロンビア大学院留学をきっかけにして育児休職をされた小野俊樹さんをお迎えし、日本での実情をベースに「ダイバーシティを考える。もし男性のチームメンバーが育休を取ることになったら。」というテーマでお話していただきました。(参加者14名、うちMBAホルダー&在校生5名)

講演では、ご自身の経験から育休が取りにくい背景を、A.キャリアの問題、B. 職場の問題、C. 経済的な問題に整理した上で、職場の上司をうまく巻き込みながら、また、国の制度を上手く活用しながらそれぞれの不安を軽減してきたことなどをご紹介いただいた後、職場復帰した小野さんが育休の経験をどうキャリアに生かしていくかについてもお話していただきました。

参加者には育休というベネフィットを享受する側と、ベネフィットを与える側のマネージャー・経営者の双方の立場の方がいらしていて、非常に有意義なディスカッションが展開されたと思います。

また、数十年前(!)に「子供は地球の宝物」と言って子育てしながら働く参加者の方を応援してくださった先輩がいたという経験談も非常に印象に残っています。人口オーナス期に入って長くなってしまった日本において、社会の構成員を増やし経済のパイを維持するという観点からも育休制度を国や個人がしっかり支えることが重要ではないでしょうか。

小野さんから紹介のあった、厚生労働省の目標、2014年度2.3%に過ぎない男性の育休取得率を2020年までに13%にアップさせるための対策を北欧の例なども引き合いに出しつつみんなで考えました。

中でも秀逸だったのは今巷間で話題になっている「認可幼稚園への優先入園」を男性の育休取得のインセンティブにすれば、という提案で、これはまさに名案。当会としても強く推していきたいです。

次回のMBAの会は、3月24日(木)午後7時から、いつものGラボにて『クラウドファンディングによる資金調達と事業経営』をテーマに板越ジョージさんをお迎えして開催します。また皆様とのよい出会いを楽しみにしております。

第12回 NY MBAの会 講演内容レポート

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1月28日(木)、今年最初となる第12回NY MBA会を開催しました。今回は『世界を変革する・コンピューター科学者の挑戦』というテーマで、スパコン京で世界一位を射止めたコンピュータ科学者 鈴村豊太郎さんにお話しをいただいたのですが、おかげさまで28名(うちホルダー8名、在校生2名)と過去最多の出席者数となり、2016年、幸先の良いスタートを切ることができました。

ご紹介下さった鈴村さんのプロジェクトの一つ、世界中のTwitterのデータ解析では、世界のすべての人と6ステップでつながっている、といわれていた『6次の隔たり』が、解析の結果『4.59次』だったということですが、これはSNSが世界をさらに狭くした結果かもしれませんね。

また、今年から鈴村さんが力を入れていくとおっしゃったAI分野については、人工知能が人間を超えるSingularityに関連して活発な質疑が展開されました。

まぎれもなく世界一流の研究者である鈴村さんなのですが、プレゼンではジョークや動画、実例など交えながら、わかりやすい説明に心を砕いて下さり、懇親会でも最後の最後まで気さくに一人一人皆さんの質問に答えてくださったのがとても印象的でした。こういうin personなコミュニケーションの機会は当会のウリでもあります。

昨年に引き続き、今年もたくさんの方々とお会い出来る場とし、充実した内容で皆様をお待ちしておりますので今年もどうぞよろしくお願いいたします。